社労士開業のための実務講座です。

全国健康保険協会について

全国健康保険協会について

今回は「全国健康保険協会」についてのお話です。

「社会保険」の窓口は、実は年金事務所だけではありません。


社会保険といえば「健康保険・厚生年金」ですが、年金事務所は「日本年金機構」の出先機関なので、実際は「国民年金・厚生年金」の窓口になります。


では、健康保険はどこで手続きを行うのでしょうか?

運営主体によって違ってくるのですが、そのひとつが「全国健康保険協会」です。

「社会保険庁」だった時代、一般の中小企業が社会保険に加入しようとすると、健康保険は「政府管掌健康保険(政管健保)」に加入することになっていました。

その手続きを行う窓口は、社会保険事務所になります。

つまり、従業員が入社・退社する際の社会保険の手続きは、社会保険事務所で一括して行っていました。

入社の際には「資格取得届」を作成していけば、その場で受付されて健康保険証が交付されていました。


現在は、政府管掌の健康保険はその業務が全国健康保険協会に移管されて、「政管健保」から「協会けんぽ」となりました。

都道府県ごとに支部が設けられており、保険料も都道府県ごとに違っていたり、個別に管理されています。

入社・退社の際の届出自体は以前と変わらず、社会保険事務所を引き継いだ年金事務所の窓口に提出します。

何が変わったかというと・・・その後の処理が変わったのでした。


政府管掌の健康保険業務が、全国健康保険協会に移管され「政管健保」から「協会けんぽ」となって、どのように変わったか。

入社・退社の際の届出自体は以前と変わらず、社会保険事務所を引き継いだ年金事務所の窓口に提出しますが、その後の処理が変わったのです。

届出の窓口自体はひとつで、受け付けられた届出は基本的にその場で処理されず、事務センターに送付され、そこでシステムに入力されます。

システムに入力された情報は、その後全国保険協会に送られて健康保険が作成され、事業主の手元に渡ります。

この工程があるため、健康保険証が会社に届くまでには1週間程度かかるようになりました。

当日受け取りができた政府管掌時代よりは時間がかかるようになりましたが、当時は4月の入社手続きが集中する時期など座る場所がないほど人が押しかけました。

当然、当日処理が完了できず、健康保険証の受け取りは後日・・・ということもありました。

現在は、運営主体が違うのに一か所で手続きが済むので、これはこれで良いのかも・・・と考えています。


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