社労士として独立開業後必要な仲間とは
社労士として独立開業後必要な仲間とは
社会保険労務士として一人で事務所を開業した人にとって、必要な「仲間」とは、どんな人達なのか?
まずは一番身近なのは、同業の社会保険労務士でしょう。
「え、ライバルじゃないの?」
と思われる方もいるかもしれません。
確かに、そういう一面もあります。
しかし「ライバル」でありながら「同業者」という仲間でもあるのです。
私たち社労士は、法律によってその「資格」というものが担保されています。
社労士の独占業務もありますので、法律が変わることで業務自体が大きく変わることもあります。
特定の社労士の行いで「社労士全てがダメだ」と思われないよう、一丸となって国民にアピールしていくことも必要なのです。
同業の社会保険労務士は「ライバル」でもありますが「仲間」でもあります。
では、どうやって「社会保険労務士仲間」を作れば良いのでしょう。
まずは「所属支部の活動に参加する」という方法があります。
一般的に、開業するとその所属支部の支部長に挨拶に行くことになります。
その際に、支部活動について聞いてみてください。
支部の活動としては、研修や広報、厚生などがありそれぞれ「委員会」として行われています。
支部によって活動が盛んなところとそうでないところなどもありますが、「参加したい」と言えば歓迎されるでしょう。
年齢やキャリアや考え方が違う「社労士仲間」の話を聞く機会を得ることは、あなたの社労士としての活動に大きく影響することは間違いありません。
社会保険労務士や企業が主催しているコミュニティについてお話します。
Facebook上などにも存在していますが、会費も無料・有料など様々で、目的や利用できるサービスなども違いますので、確認の上で参加してみるのも良いでしょう。
インターネット上に掲示板があり、例えば
・業務上の処理の方法
・法律の解釈
・都道府県ごとの取り扱い
などについて、情報交換などが行われています。
会合(オフ会)なども行われていますので、知り合った人の中に気の合う方が見つかるかもしれません。
最後に「いま私が作ろうとしているコミュニティの話」をさせてください。
私はいま「社労士開業実務講座」の講師をさせていただいています。
「実務に悩む新人社労士の方の力になりたい」
「助け合いのできる、社労士コミュニティを作りたい」
「営業の苦手な士業の方に、営業方法をお伝えしたり、顧問先の紹介などができるシステムを作りたい」
こちらをモットーに
「社会保険労務士としての実務」
「独立開業後の営業方法」
この2つをセットにした講座を行っています。
講座終了後には近くの居酒屋で懇親会を必ずやることにしています。
それは、「名刺交換だけではできない人間関係」が必要だと思っているからです。
受講生には、講座日以外でも、Facebookの非公開グループで、受講生同士(もちろん私も参加します)の質問や意見交換をしていただくようお願いしました。
・・・とは言え・・・
なかなか最初は投稿しづらいだろうなと考えていました。
そもそも「他の方も見られる環境で質問をするなんて、そんなことも知らないのか、と思われたくない」と思う方もいるだろうし・・・と。
ところが、第1講終了後から次々と皆さんから質問の投稿があり、私からの回答以外にも、他の受講生からの意見や感想が次々と寄せられ、正直ビックリしています。
同じ社労士といえども得意分野が違うので、受講生同士での情報交換があったりと、誰も投稿しない日がないぐらいです。
このブログを読んでくださる方の中には「社労士仲間を作ろうと言われても、ライバルに情報を渡すはずがない」と考えられる方もいるかもしれません。
しかし実際に、今回ご紹介したような状況があるのです。